６／２４の朝日新聞朝刊にアメリカカンザイシロアリの記事が載っていました。
その名の通りアメリカ産の乾材（乾燥した木材）に生息するシロアリです。
在来のシロアリは主に２種類。ヤマトシロアリとイエシロアリである。
この２種は巣を作り、蟻道と呼ばれる通り道を作り家などに進入する。
ヤマトシロアリは全国に分布し、湿潤な木材を好み、水を運ぶ力が微弱です。
イエシロアリは太平洋側の温暖な海岸線沿いに生息し、水を運ぶ力が強く被害は激烈です。
しかしこのアメリカカンザイシロアリは巣を作らず、乾材のみを加害します。
元々は輸入家具や、輸入建材の中に入っていて来日した様ですが、既に全国に広く薄く拡散している可能性があるそうです。
ヤマトシロアリやイエシロアリは基本的に土中もしくは蟻道からですが、アメリカカンザイシロアリは羽アリが舞い降りた木から食べ侵入するため、侵入を食い止めるのは非常に難しいそうです。また食害されても手がかりは盛り塩のようになった砂粒か顆粒状のフンぐらいだそうで、そのような物があるか日常の点検などで発見するしかありません。
飛来する対策は難しいとしてもまず使用する家具、建材等を流通の確かな物、国産の物にする事が内部からの発生防止となるでしょう。
外断熱・注文住宅「共和の家」
（営業・現場） 糸魚川 貞人
