坂井田環作 自己紹介へ

I様邸造作検査実施

東日本大震災により被災された方々には、こころよりお見舞申しあげます。
今回の地震では津波により死者、行方不明者8,300人を超える方々が被害にあい、改めて津波による自然災害の恐ろしさを痛感しました。

もう一つ新聞記事を読んでいて建物の造り手として感じたことは、公共施設や商業施設の天井材の落下により、下敷きになり亡くなられた方や怪我をされた方が多かった事。
これは自然災害と言うよりは、ある意味「人災」ではないかと私は思います。
天井下地材の補強、天井材の留め付け状況、さらには天井材の選択などにより落下を未然に防止出来たのではないか?

昨日は名古屋市天白区I様邸の造作検査を実施しましたが、上記のことが頭から離れず天井ばかり見ていました。「下地のピッチ、吊り木の間隔はどうか?クロス下地の石膏ボードを留めるビスのピッチは適切か?」など熊崎大工さんに聞き取り調査をし、また目視で確認できるところは自分でチェックして廻りましたが、さすがに「共和の職人」、ビスのピッチも守られ打ち忘れも無く、正確な仕事ぶりで少し安心しました。

その他も細かく見せていただきましたが、納まりも良く考えられ、何も指摘する事も無く無事終わりました。

地震からお客様の身の安全を守る為にも、仕上工事が完了すると見えなくなってしまう部分まで、細部に渡って検査をする重要性を改めて感じました。


                 工務店が造る外断熱「共和の家
                   (設計  坂井田環作)

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