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基礎下の確認

2010/03/31(水) 現場での出来事

瑞穂区のF様、地祭も無事に終り、いよいよ工事のスタートです。

旧建物を解体後、新規建物の四隅と中央部、合わせて5ヶ処でスウェーデン式サウンディング地盤調査を行い、地質の確認をしました。

調査の結果、現状地盤より800m/mの深さまでが軟弱地盤と判断された。(多分解体時、基礎コンンクリートの撤去により地盤が弱くなったのではないかと考えられる。)その下はもとの地盤であり地耐力は十分と考えられる。

地質が悪ければ、支持層とベタ基礎の間で沈下する可能性があります。支持層が深かい場合は杭もありますが、今回の場合(H−800)は表層改良がベストと考えられる。

表層改良工法は軟弱な地盤の土とセメント系固化材を混合カク拌し、固化させることで地盤の耐力を増し、不同沈下を防ぐ工法です。尚、改良は地表面から約2m程度が限度です。杭打などの大型の機械が不要な為、現場の規模に関わらず工事を行なう事が出来ます。

施工手順として
1.施工範囲の位置出し及び高さの設定。
2.セメント系固化材の確認。
3.重材(ユンボ)にて基礎になる部分の表土を基礎
  下まで掘る。
4.セメント系固化材を配合量に合わせてならします。
  固化材をむら無く混合します
5.重機で締め固めた後、ローラーで均一に固めま
  す。
6.中央部の高さを確認して転圧する。

F様、これから基礎工事?建前?内外装?仕上げとあります。
今後ともよろしくお願いします。


            工務店が造る外断熱「共和の家
               (監督 森 俊二)

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