元スタッフ 自己紹介

“ヒヤリ・ハット”

2010/03/10(水) その他

先日『名古屋住宅建築工事、労働災害防止協議会 平成22年度安全講習会』へ行って来ました。その中での“ヒヤリ・ハット”。

あるOLさんの朝、の出勤時のビデオを見せて頂きました。ビデオではギリギリ『セーフ』でしたが、あと数秒遅ければ大事故になっていただろう…。

朝、寝ボウしたであろう彼女、食事もロクに取らず、時計を見ながら化粧もそこそこでマンションを出る。自転車で駅まで行こうとするが…、前夜の雨でサドルが濡れている。タオルを取りに戻りサドルを拭いて、急いで乗って出掛ける。あいにく向かい風が強く、髪の毛も乱れ手でかき上げる始末。そして片手ハンドル、下り坂。信号が赤に変わり、慌ててブレーキを掛けたが・・・。

『ヒヤリ・ハット』の要因として、?自分自身の問題 ?設備や道具の問題 ?作業方法の問題 ?環境の問題等があげられる。

この場合
 ?自分自身の問題    
  ・朝寝坊した。
  ・食事も取れないほど急いだ。
  ・前夜、普通なら駐輪場に入れるのに帰宅が遅かった為、
   自転車を外に置いたままだった。
  ・風が強い時、髪の毛は結んでおく。
 ?設備や道具の問題   
  ・雨でサドルが濡れていた。
  ・ブレーキの効きが悪くなっていた。
 ?作業方法の問題   
  ・自転車の片手ハンドル(一時的にしろ)をつくった。
  ・ブレーキ操作が遅れた。
 ?環境の問題
  ・前夜の雨
  ・下り坂
  ・向かい風
等々、数えれば幾つかの危険の芽が在る。それらを取り除く有効な手立てとは…。

“ヒヤリ・ハット”放置すれば災害へ。分析すれば安全へ。


            外断熱・エコハウス「共和の家
               (監督 森 俊二)

1ページ (全359ページ中)