先日『名古屋住宅建築工事、労働災害防止協議会 平成22年度安全講習会』へ行って来ました。その中での“ヒヤリ・ハット”。
あるOLさんの朝、の出勤時のビデオを見せて頂きました。ビデオではギリギリ『セーフ』でしたが、あと数秒遅ければ大事故になっていただろう…。
朝、寝ボウしたであろう彼女、食事もロクに取らず、時計を見ながら化粧もそこそこでマンションを出る。自転車で駅まで行こうとするが…、前夜の雨でサドルが濡れている。タオルを取りに戻りサドルを拭いて、急いで乗って出掛ける。あいにく向かい風が強く、髪の毛も乱れ手でかき上げる始末。そして片手ハンドル、下り坂。信号が赤に変わり、慌ててブレーキを掛けたが・・・。
『ヒヤリ・ハット』の要因として、?自分自身の問題 ?設備や道具の問題 ?作業方法の問題 ?環境の問題等があげられる。
この場合
?自分自身の問題
・朝寝坊した。
・食事も取れないほど急いだ。
・前夜、普通なら駐輪場に入れるのに帰宅が遅かった為、
自転車を外に置いたままだった。
・風が強い時、髪の毛は結んでおく。
?設備や道具の問題
・雨でサドルが濡れていた。
・ブレーキの効きが悪くなっていた。
?作業方法の問題
・自転車の片手ハンドル(一時的にしろ)をつくった。
・ブレーキ操作が遅れた。
?環境の問題
・前夜の雨
・下り坂
・向かい風
等々、数えれば幾つかの危険の芽が在る。それらを取り除く有効な手立てとは…。
“ヒヤリ・ハット”放置すれば災害へ。分析すれば安全へ。
外断熱・エコハウス「共和の家」
(監督 森 俊二)