今日は、土岐市で宅地建物取引業協会主催の東濃ブロック統一研修会がありましたので参加しました。
毎回2時間という短い時間の研修会ですが、法律の改正や税率の変更、業務の注意事項や重点事項など最新の情報が入手でき、又日常の業務の確認も出来ますので大変有り難く思っています。
今回は税理士の先生による「平成28年度税制改正及び不動産取引における各種特例について」と言う内容の講義がありました。
今年も色々な税金の改正や特例がありましたが、講義の中で私が一番興味を持ったのは、空き家に対する特例の創設です。
それは、「被相続人の居住用家屋(空家)に係る譲渡所得の特別控除制度の特例」です。
空き家は、毎年平均して約6.4万戸増加しています、その原因の一つが相続です。
その空き家の発生を抑制する為に新たに制度が創設されました。
概要は、空き家を取り壊し敷地を譲渡した場合やリフォームして譲渡した場合などに居住用財産の譲渡所得の3,000万円特別控除の適用ができるというものです。
その為には色々な要件がありますが、我々宅地建物取引業者としては、より土地建物の取引が活性化され、また放置された空き家による周辺の生活環境への悪影響を未然に防止する観点からも良い制度だと思います。
大いに活用されることを期待しております。
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(設計 坂井田環作)