先週から昨日に掛けて、今年4軒目の長期優良住宅の申請書を作成しました。
右の写真は、岡崎市のI様邸の認定申請書ですが、見ての通り電話帳より厚く8.5?もありました。内訳は枚数にしてA4版の申請書や計算書類が1486枚(A4のコピー用紙一冊500枚が約3冊分)、A3版の図面類が28枚です。
以前に申請した3軒は3?程でしたが、今回は技術的審査をお願いした審査員から梁・桁の応力度計算書の添付も要求された為、膨大な量になりました。
審査員の裁量で応力度計算書の添付の是非を決定するのも可笑しなものですが、耐震構造や維持管理の容易さを謳う、環境に配慮した住宅を造る為の申請書が、紙ベースでこれだけ膨大な量では、経費が掛かり過ぎてとても省エネとは言えません。ましてや受け取る側のお役所としても保管場所に困り、余分なスペースや経費が掛かり省エネとは逆行しています。
これから長期優良住宅の普及を目指すならば紙ベースではなく、電子申請も視野に入れて考えて行く必要があると思いますが、いかがなものでしょうか?
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