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耐震壁に続いては体育館の屋根に取り付けるブレス補強です。 まずは既存の寸法を測り、それをもとに図面を作成します。 施工誤差などもあり、昔の図面とは寸法がかなり違う所も多々あります。 電気配管等の障害物があり、ブレスの部材が取り付かない所などをどうするか協議し、鉄骨の製作にかかるのですが、見落としなどがあると後に部材の作り直しなどが発生する可能性があるため、非常に重要な作業です。 特に工期の無い現場で手戻り、やり直しなどが出ると工期内に工事を終わらせることが非常に難しくなるためプレッシャーが掛かります。 製作期間が長いもの程、作り直しの期間が同様に長く掛かるため注意を要します。 現場監督として工期に間に合わす事が出来ないという事は、特殊な事や超突貫工事は別として、「私は工程管理能力がありません」と言っているようなものであり、プライドを持って仕事をしている者であればこの上なく恥ずかしく、何としてもそれだけ避けなければいけません。 そのために、図面と現場を見て、ミスが無いか何度も確認します。 そして無事現場が納まればようやくそのプレッシャーから開放され一安心です。 話が少し脱線しましたが、図面承認完了後鉄骨製作に掛かります。 製作に掛かっている間に現場では、新設ブレス(厳密に言えばブレスを取り付けるためのプレート)の溶接箇所の塗装をグラインダーで剥離し、溶接不良を起こさないように加工します。 そして鉄骨の部材を現場に搬入し、部材が図面通りできているか確認しを行い、問題なければ取り付け作業に入ります。 取り付けは次回です。 愛知県、岐阜県、三重県、長野県で工務店が造る外断熱SA-SHEの家 本社 (営業・現場) 糸魚川貞人 |