坂井田環作 自己紹介へ

「いい家造り応援談」その1

2009/06/30(火) 坂井田環作日々の事

「建築の坪単価を抑える為にはどうすればいいか?」と最近よくお客様から聞かれます。
この問題は、色々な要素が重なり非常に難しい問題で、ある意味私達の永遠のテーマとも言えます。

弊社の手掛けている外断熱・エコハウス「共和の家」は、標準坪単価(床面積45坪以上)65万円からと設定させていただいておりますが、建物の形状や床面積に入らない吹抜やバルコニー等の大きさ、造付け家具の有無、住宅設備(キッチン・浴室・洗面・トイレ)、外壁等のグレードにより坪単価が大きく変動します。

その中でも一番価格の変動が大きい要素は外壁と住宅設備です。

外壁は標準が防火サイディングを採用しておりますが、維持管理の面からタイル張りを採用される方が多くなっております。価格を比較するとかなり増額になります。

次に住宅設備ですが弊社の提案書を基にショールームへ見に行っていただきますが、なかなか弊社の標準グレードでは満足されず、中には住宅設備の見積価格だけで坪10万位掛けられるお客様も見えてショールームから見積書が送られて来てびっくりする事が多々あります。

無理も無いことだと思います、一生に一度の買い物ですから良いものを入れたいと思うのは人情というものです。
しかし、お客様の予算を伺っている営業マンや設計の私は苦汁の思いで「それを我慢して下さい」と言うのは非常に心が痛みます。

次回(その2)はその対策についてお伝えしたいと思います。

      工務店が造る外断熱・「共和の家
          設計  坂井田環作

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