先週、東京で「いい家」をつくる会のセミナーに参加してきました。
セミナーの内容は色々とありましたが、松井代表のお話で「ゼロエネ(ZEH)時代をどう生き抜くか?」といった趣旨のお話がありました。
(「いい家」をつくる会のこのコラム記事を参照ください。)
このZEHについては、『国の本気度』に相反して消費者や中小工務店の反応があまり良くない様思えますが、今後国が行うZEHの流れは更に加速していきます。
それはそれで仕方が無い事です。
ただ、松井代表が言う様にZEH仕様はあくまで「数値」であって、「住み心地」とは別になります。
確かに、家の外皮性能の数値が良くなることは、高気密・高断熱化が進みある程度快適になるとは思いますが、始めから「住み心地」を求めた家造りとは根本的に異なります。
それと「数値」の中には『物語』が無い。
家を造るどんな家庭も、家を造るための『物語』がありますし、造る側の我々もその『物語』に触れた家造りをしなければ感動も面白味もありません。
今回のセミナーでは、「数値」もある程度大事にしながら(国の政策に逆らって商売はできませんので)、今後も「住み心地」を追及する家造りを再確認させてもらえるセミナーでした。
「住み心地いちばん 涼温な家」
大河内建詞