先週、ディズニーランド流心理学「人とお金が集まる」からくり(山田 眞著)という本を読みました。
東京ディズニーランドは、今年で開園25周年、毎年色々なイベントや企画で我々を楽しませてくれています。この不況下でも年間1700万人を超える来園者数が確保出来るのは他のテーマパークには無い魅力があるからです。
私も何度か行きましたが、園内の掃除の行き届いた清潔感や従業員(=キャスト)の笑顔での接客の素晴らしさにはいつも感動します。これは、ディズニーランドがマニアル至上主義だから成せる業だと思っていましたが、この本を読んで認識を新たにしました。
ディズニーランドには来園者(=ゲスト)に「ハピネス(幸せ)を提供する」という経営理念があります。ランドで働くキャスト全員がゲストを幸せにする為になにが一番大切かを絶えず考え自分の仕事に誇りを持ち行動する。
いくら細かく完成されたマニアルがあってもキャストがその意味を理解せず、無理やり吸収していては、あのような笑顔での接客は出来ないと思います。
ランド内で働くキャストは2万人を超えると言われますが、全ての人が同じ気持ちで仕事をしているので、私たちゲストがいつ行っても楽しく、幸せな気分にさせ「また行きたい、また来たい」という気持ちになるのだと思います。
リピーター率が97.5%と言われますが本当に驚異的な数字だと思います。
我々の業界もサービス業と言われる時代になりました。
ディズニーランドに学び考えるならば、お客様に「幸せの器を提供する」のが私達の最終目標です。昨年から色々なマニアルを作成し進めて参りましたが、時には私達の今迄の慣例や常識がお客様にとっては非常識に映ることも視野に入れて気配りや配慮をして行こうとこの本を読みながら思いました。
そこで新年度の目標・課題として、もう一度原点に立ち返り工事に携わる全ての者の意識改革を促し、「お客様の幸せとは何か」をたえず考え、最終目標「幸せの器」を皆様にご提供できるように努力をしていきたいと思います。
工務店が造る外断熱・「共和の家」
設計 坂井田環作