地盤補強工事は、最近では ほとんどの方が住宅の基礎にも地盤を改良し補強を行う事があることを認識されてきましたが、住宅の瑕疵保証制度が始まったころ(現在は瑕疵保険) から 少し前までは、見かけない形の大きな重機が現場で作業が始まると たいていご近所の方々より「何が建つんですか？ ビルでも建つんですか？」と よく尋ねられました。
地盤補強とは、建物が建つ地盤の強度(地耐力)がどれだけあるのか？ 言いかえると そこに建つ建物を地盤が支えられるのかを調査によって分析し、支えられないと判断された時に その地盤にあった方法で地盤を改良し補強する事です。
感覚的に大きなビルには当然必要な事は分かりますが、住宅に必要なんだろうか？ って思われがちです。近年は住宅そのもの建物が耐震性を増し 基礎そして地盤への負担が大きくなっており 地盤の補強をなくしては成り立たない構造となっています。
写真は 18日と19日の二日間に行った 瑞穂区M様邸の地盤補強工事の施工状況です。
目に見えない部分なのでこそ きっちりとした施工をするぞっ！ と意識を高めて職方さんには施工に取り組んでもらっています。
次回は 地盤補強工事の施工方法についてのお話をしたいと思います。
工務店が造る外断熱「涼温の家」
(現場 井戸雅一)