小木曽一仁 自己紹介へ

改修工事3

 先週に引き続き名古屋市のマンション改修工事の進捗状況報告です。

 今回は外壁の調査です。調査は外壁全面打診にて行いました。

 建物の建築時に、コンクリート躯体にモルタルで薄塗りをかけ、平滑にした上にリシンや吹き付けタイルで仕上げを行います。そのコンクリート躯体とモルタルの間に何らかの原因で浮きが生じ、叩いた時にパコパコと軽い音が鳴り、漏水、剥落との要因になるので、その部分を補修箇所とします。

 前々回のブログでもお話ししましたが、各部の傷みは目視でも確認出来ました。上の写真は、防水の切れや壁面のクラックにより壁面内部に浸水し、水ぶくれの様に弾性塗料が膨張し割れたものです。

 調査により傷んだ箇所はさらに明らかになり、補修必要箇所は、赤や黄色、青のマーキングで印され、一見全面に落書きをされた建物になってしまいました。

 次回はその傷んだ箇所の補修の様子を報告したいと思います。

  工務店が造る外断熱「SA-SHEの家
    (現場 小木曽一仁)

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