坂井田環作 自己紹介へ

「2間続きの和室」

2009/03/24(火) 坂井田環作日々の事

先週の土曜日、義母の33回忌の法要が妻の実家で行われました。
法事の際にいつも感じることは、日常的に余り使用されず一番日当たりの良い条件の場所に位置している「2間続きの和室」の存在です。実家のある愛知県の西の地方は、自宅で法事をする習慣があり昔から先祖代々受け継がれ大切にされた仏壇を囲み、たくさんの方々がお参り出来ることを考え2間続き又はそれ以上の和室を設ける事が常識になっているようです。一見無駄のように思われますが、先祖に敬意を払い又大切に思う気持ちや配慮が感じ取れます。
抹茶をいただき、お経が済むまでの短い時間ではありましたが、日頃和室で過ごす習慣の無い私には、そのひと時が新鮮に感じ日本人に生まれて良かったと思いました。

昨今、核家族化や高齢者の介護等の理由から洋室化が進み和室その物の存在価値が薄れて間取りの計画から外される傾向にあり大変残念に思います。
しかし、幸いにも本社に東濃檜を専門に引く自社製材工場を有している幣社は、厳選された良質な檜材を精度の高い製品として、さらに見た目にも色や木柄にこだわりを持って加工することにより整った美しい和室に仕上げることが可能です。

是非、計画に余裕があれば2間続きとは言いませんが1間でも和室を間取りの計画に取り入れられてはいかがでしょうか
フォトギャラリの和室特集も充実しておりますので一度参考に見て下さい。




      工務店が造る外断熱・「共和の家
          設計  坂井田環作

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