明日30日は土用丑の日で鰻を食べる家庭が多いと思いますが、我が家では一足先に食べてきました。
何故『土用丑の日』に鰻を食べる習慣ができたのか?
その由来については諸説ありますが、一番有名な話がネット上にありましたので、書いてみました。
「平賀源内による発案」
江戸時代、うなぎ屋でうなぎが売れないで困っていることを、平賀源内に相談したところ、「“本日丑の日”という張り紙を店に貼る」 という発案が功を奏し、うなぎ屋は大繁盛になったそうです。
ちなみに、これがヒットした背景に、当時は、 「丑の日にちなんで、“う”から始まる食べ物を食べると夏負けしない」 という風習があったそうです。
これを他のうなぎ屋もこぞって真似するようになり、 次第に「土用丑の日はうなぎの日」という風習が定着したとされています。
何故ウナギを食べる土用の丑の日は夏限定なのか?
実際には土用丑の日は、 春夏秋冬4季にわたってあります。
なのに、現在うなぎを食べる習慣があるのは、『夏の土用丑の日』だけです。
これは、当時の平賀源内が起源とされる、うなぎを食べる風習が『“夏の”土用丑の日』だったから、 現在「土用丑の日」と言えば、夏の土用丑の日となるのです。
また、本来ウナギの旬は冬のため、 以前は夏にウナギはあまり売れなかったそうです。
売れないウナギの販促のため、 旬ではない“夏”という時期にウナギを食べる風習を根付かせたという説が有名です。
そして最近では、コンビニやスーパーで、 夏以外の土用丑の日にもうなぎを食べる習慣をつくろうとしているのが見られます。
これは節分と同じで、節分も正確には1年で4回あるので、 それぞれの季節で恵方巻きを食べる習慣を作ろうとする動きが最近では定着してきました。
以上、土用の丑の日の意味や、うなぎを食べる理由について説明しました。
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営業部 井戸久義