先週は、今月契約を頂いた長野県上伊那郡辰野町のM様邸の確認申請書と「贈与税の非課税措置にかかわる証明書」の申請に必要な書類の作成をしました。
証明書の申請書類には、耐震対策と省エネルギー対策と2種類ありますが、省エネ対策の方で申請することにし、Q値(熱損失係数)計算をしました。
辰野町は断熱材の区分地域がⅡ地域で、私の住む愛知県(Q値2.7)や本社のある岐阜県(Q値2.3)とは違い、Q値も1.9を下回ることが条件となります。
その為、通常の断熱材の厚さではクリア出来ませんでした。
屋根や壁の断熱材を厚くし、さらに基礎の内側にも断熱材を増し張りすることで計算上はクリア出来ました。
Q値が良い=住み心地が良いとは一概には言えません。
辰野町は外気温が寒い時は-20°C位まで下がると聞きます、我々が想定している以上の寒冷地です。
この地域で『涼温換気』を設置することは初めてです。
M様に満足して頂ける性能が出ることを期待しつつ、また我々も研究、開発、調整に一生懸命努力をして行きたいと思っています。
工務店が建てる外断熱「共和の家」
設計 坂井田環作