先週に引き続き今回も外壁改修工事の補修要領です。
前回はクラックの補修方法を説明しました。
2つ目の補修は薄塗りモルタルが躯体と剥離してしまい剥落を防止する為の工事です。
外壁の調査で剥離が確認できた箇所に、一定間隔で壁に孔を開け清掃を行います。その後エポキシ樹脂系の
接着剤を写真の注入器で注入し、ステンレス製のアンカーを挿入します。アンカーピンを併用することで引き抜きやせん断力に対しても強くなります。
あとは開いた穴をパテで仕上げて完了です。
3つ目の爆裂、欠損部分の補修です。ちょっと見にくいかもしれませんが、写真はどこからか浸水し、躯体内部
の鉄筋が膨張し爆裂してしまった箇所です。補修はその爆裂し浮き上がった部分をハツリとり接着剤を塗り樹脂
モルタルで仕上げて完了です。至って簡単ですが、もちろんその浸水箇所の根絶を行わないと意味がありませ
ん。今回の工事で防水のやり替えも行っております。
工務店が造る外断熱「SA-SHEの家」
(現場 小木曽一仁)