なかなか大袈裟なタイトルに感じますが、まんざら大袈裟でもありません。
国産材の丸太が取り合い?買い合い?の争奪戦になっています。
ここ最近顕著になってきました国産木材の品不足で、業界内では大騒ぎです。
共和木材でも製品市場関係者を始め、問合せが徐々に増えてきていますし、木材を取り扱っています建材業者からは、「木材非常事態宣言」 と題する案内文書なども送られてきたりしています。
この大騒ぎ、事の発端は輸入木材の品薄にあり、それが国産木材に飛び火したもので、輸入量が増えれば解決するんですが、諸事情があり、もう暫く時間が掛かりそうです。
じゃあ、国産木材も本当に無いのか?と言うと、答えは「無くは無い」です。
上の写真は、来月GW明けに国有林の市売りで入札され販売される国産木材で、写っているほとんどの丸太が『国産ひのき』です。
例年に比べて山からの出材量が少ない訳でも無く、ちゃんと出材されています。
元々、国産材業界は製材量やストック量が少なくなっており、品薄になった輸入木材の穴埋めを十分にカバー出来ないのです。
しかも業界的に価格最優先な部分もありますので、割安な輸入木材が品薄になり価格が高騰すると、すぐに国産木材にシフトしてこの流れに拍車を掛けます。
結果的に、国産材も品薄になり価格も上がって大騒ぎです。
とは言え、共和木材はもともと製材屋で、今もしっかり製材屋です。
こんな品薄な時でも多少の在庫は工場にちゃんと持っています。
出し惜しみしている訳ではありませんが、こんな時だからこそ「一見さんお断り」なだけです(笑)
当然、自社建築の分もちゃんと確保していますので、ご安心下さい。
製材屋が造る『共和の家』
大河内建詞