井戸雅一 自己紹介へ

コウモリについて

 先々週のダイアリーは シロアリについてお話しましたが、今週は シロアリと同じように お家の中に入ってくる生物でコウモリについてのお話です。

 コウモリはご存じのように 鳥類ではなく 哺乳類です。卵ではなく 赤ちゃんを産みます。
手にとって見た事はありますか? 私は 山の中の神社の補修工事を行っている時に その神社の床下にいるのを見つけ、昼でしたので飛び立つ事もなく 手にとって翼を広げたりしてじっくり観察した事があります。
真っ黒な身体に小さな目、体長は翼を広げると10cm位で 表現が良くないかもしれませんが 二十日鼠に翼をつけた感じです。とても愛らしいですよ!

 さて “コウモリ駆除“とかの業者の広告とかを見られると思いますが、コウモリは住宅内で繁殖します。
ではどこに繁殖するのか? それは小屋裏です。
どこから入って来るのでしょうか? 軒天井や面戸部分の隙間 又は 瓦や水切りの隙間から入ってきます。
でも コウモリはシロアリのようにお家に悪さはしませんので 大きく取り上げたりはしませんが、では何故に駆除業者があるのか?
小屋裏に大量に繁殖すると 天井裏に大量の糞が蓄積されます。
この糞が衛生上に良くない為に駆除の対象になってしまうようです。

 私も数年前に経験がありますが、小屋裏内に蓄積された糞を片付けたら なんと土のう袋に3袋になった事がありました。そこまで繁殖していると 小屋裏に入った瞬間に哺乳類の独特の臭いが充満しています。
哺乳類の臭いってどんな臭い?と思われますが、一度その臭いを嗅ぐと なんとなく分かっていただけると思います。

 写真は現在 解体中の可児市M様のお家の状況です。
軒天と外壁サイディングの小指ほどの隙間より侵入している痕跡がありますし、その下部には糞があります。コウモリの糞は写真のように 細長く茶褐色をしています。

不安な方は いつでもご一報ください いいアドバイスが出来ると思います。
ちなみにですが、私たちの造る“共和の家”には こんな隙間はありませんのでご安心ください。

 

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  (現場 井戸雅一)

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