この地域を主に生息するヤマトシロアリによる、被害の有無を確認できる時期が来ました。4月下旬頃から5月中旬までが、羽ありが孵化して地上に出るため、目視出来る時期でもあります。
中部地方に多く生息していると言われていますヤマトシロアリは、ゴールデンウィーク前後の特に雨上がりで蒸し暑さを感じる日中に「群飛」という行動をします。「群飛」とは、翅を付けたシロアリが群れとなって地表に現れ飛び立つ行動であり、シロアリが唯一、姿を現す時です。
ただし、住宅に被害を及ぼす白蟻は自分のはねで飛び立ち移動することは出来ませんので
風を利用し、吹かれて移動します。
是非、この時期を逃す事なく、ご自宅の建物の周囲をぜひ注意深く観察してみてください。
特に家の周辺に設置しています散水栓ボックス内(蓋を開けて確認)や建物にピタットよせて隙間無く積んでいる木材やタイヤ、植木鉢などです。
一目でわかる基礎の立ち上がり部分に、メロンの皮のよう模様が土で出来ている場合は、白蟻のトンネルで「蟻道」と言われる通り道ですから、すぐ撤去して下さい。
十数年前から住宅基礎はすべてベタ基礎主流なり、シロアリの防除に対しては有効になりましたが、まだまだ薬剤散布や塗布に頼っている住宅会社、ハウスメーカーも有ります。
しかし、この薬剤を使用する(ケミカル式)防蟻工法は、人体に影響があるため、1986年に有機塩素系(クロルデン等)の殺虫剤が使用禁止となり、2000年には有機リン系(クロルピリホス等)の薬剤も使用禁止となりました。そのため、シロアリに対しては弱い薬剤となってきていますので、長期にわたり効果が期待できません。
その為、弊社では白蟻対策を万全にしていますので、ぜひ現場でご確認下さい。
じっくりご説明させて頂きます。
共和木材が造る住まい
営業部 井戸久義