私達が建築する現場では、外部の作業用に鋼管足場と呼ばれる、丸型鋼管を専用金具で組み上げていきます。木造住宅から高層建物まで、ほとんど鋼管製品を使用しますので、安全で強度も保たれています。
先日、香港への旅行で建築中の現場を見る事があり、びっくりしました。
なんと、建築用外部足場がすべて「竹」です。それも15階建てのような高層ビル現場ですから驚きです。
30年位前に香港へ行ったときも、外部足場が「竹」で組まれ、その当時は「縄」で組み上げていました。確かに、私達も現場では木の丸太を利用して、組む為には番線を使用していましたので、似ているところはありました。
それでも30数年が経過しますと、現場での災害・安全面で考慮して進化をして行くことが必要ですし、行政からも指導されます。
香港の足場組の進化は組み上げる時に使用している結束材が「縄」から「ビニールテープに針金真の入った結束テープ」に成っていたことくらいです。
現地添乗員に聞いたところ、工事費を安く仕上げるためだそうで、毎年落下による死亡事故も多く、危険作業のようですので、作業する職人さんの日当は高いと言われていました。
弊社では現場での落下による事故も無く「安全第一」を考え、協力業者の職人さん達が安心して作業出来るように仮設工事もしっかり行っています。
それがお客様に「喜んで頂ける住まいの提供」となりますので、現場では十分に気を付けて進めて行きます。
共和木材が造る「住み心地一番 涼温な家」
営業部 井戸久義