先日、「東濃桧採種園」という施設を視察する機会がありました。
その名の通り、東濃桧の種を採る施設です。
もう少し詳しく言いますと、「東濃桧」をブランド化(産地銘柄化)するために整備された採種園で、選抜された東濃桧96系統の精英樹(せいえいじゅ)を母樹とした苗木を3345本を定植し、平成7年に開園しました。
現在では少し本数も増えて、3624本あるそうです。
1本1本に番号プレートが付けられており管理されています。
種が葉についている状態で、種子はこの殻の中にあります。
この殻の中から、いくつもの種子が採れます。
昨年、秋に収穫された種殻の1部です。
この3~4ミリの小さなものが、東濃桧の種です。
こうして採れた種を苗木にし、植林して、大きく育てて、後の世代の人達の家の柱や土台に使われたりするのです。
先の長い取組みです。
「住み心地いちばん 涼温な家」
大河内建詞