今日は、名古屋市東区E様邸のトップライトからの雨漏りの再調査に伺いました。
丁度1ヶ月前に弊社が設計施工で建てたお宅ではありませんが、リビングの出窓から雨漏りがして、調査に伺い外壁やサッシ廻りにホースで水を掛け漏水箇所を調査しました。その結果引違いサッシのレールから漏水していることが解り、サッシと外壁、ガラスの取り合いなどのシーリング材を新しい物に打替えを行い、その後の何回かの強い雨降りの経過を見て頂きましたが、雨漏りも無く完全に止まりました。
「出窓の雨漏りが止まったら、今度は玄関のトップライトもお願いね。」と以前から頼まれていましたので再調査に伺いました。
現場を拝見するとトップライトは、面積が大きくアルミサッシのフロント材で加工されていました。枠材とガラスをシーリング材のみで水を止めているのが見て取れました。すでにシーリング材は劣化して口が開いた箇所もありそこがほぼ漏水の原因と解りました。
後日新しいシーリング材に打替えをし、漏水処置をすることにしました。
弊社では、トップライトは設計の段階から設置を推奨していません。
屋根という風雨の一番過酷な条件のところに穴を空けているのですから、雨漏りしてもあたり前と考えるからです。前でのようなフロント材で組んだようなトップライトは論外です。
これからトップライトの採用をお考えのお客様は、まず雨漏りの想定をされて、それでも必要な場合は、雨仕舞を充分検討されたメーカーの規格品の取付をお勧めします。
共和木材が造る「住み心地一番 涼温な家」
(設計 坂井田環作)